これであなたも焼き物鑑定士!?日本の3大有田焼!三様式の秘密!

これであなたも焼き物鑑定士!?日本の3大有田焼!三様式の秘密!

日本で最も有名な焼き物ブランド「有田焼」!今回はその中でも、最も有名な3種類の有田焼様式「古伊万里」「鍋島」「柿右衛門」の三様式についてご紹介します!!


国内で多く普及するスタンダートブランド「古伊万里様式」!!

かつて日本では江戸時代に広く流通していた「古い伊万里焼」を指す「古伊万里焼様式」の有田焼!

そのファンは国内にはもちろん、ヨーロッパやアジアのみならず広く海外へ輸出され、古伊万里焼様式の作品は歴史的に深く親しまれてきました!それは後にお伝えする「柿右衛門様式」と「鍋島様式」以外に属する作品たちです!!

ここではその「古伊万里様式」の作品の中でも、極めて代表的な様式技術「染付」と「金欄手」についてご紹介します!

◆古伊万里様式◆

肥前有田で江戸時代に生産された、濃い染付と金襴手と呼ばれる赤や金の絵の具を贅沢に使った様式のことです。当時、これらの磁器は有田に隣接する伊万里の港から船積みされたことよりこの名が付けられています。

染付とは、素地の上に呉須と呼ばれる青色顔料で文様を描き、その上に透明の釉薬を施して焼き上げた、白地に青一色の絵付けのことです。

金襴手とは、色絵の磁器の上に金泥や金粉をあしらった金彩を施し、絢爛豪華に模様を描いたもののことです。

有田焼(古伊万里様式)でいう「染付」とは「青花(せいか)」と呼ばれる装飾技法を用いた作品です!

青花(せいか)とは白地に青色の模様(文様)を描いた作品です!

一色のみを用いながらも、様々な文様を陶器・磁器の表面に書き込むことにより、極めて豪勢な存在感を放つ作品へと仕上がっています!!

染付とは、磁器の装飾技法のひとつで、白地に青で文様をのせたもののこと。もともとは中国で誕生したこの技法は、現地では「青花(せいか)」と呼ばれています。手法は、成形・素焼きを終えた白地に呉須(ごす)というコバルト系の顔料で図柄を描き、その上から透明な釉薬をかけて焼き上げます。

「金襴手(きんらんで)」とは、絵付けを終えた後に、金色の模様(文様)を磁器の表面に焼き付けて仕上げる装飾技法です!!

その豪華絢爛な色合いの技術はもともと日本で発祥した技術ではなく、16世紀の中ごろに中国大陸から日本へ伝承されたものです!

一見、わびさびとは程遠いながらも、豪華な異彩を放つ金襴手磁器は多くの日本人の心を掴んできました!!

金襴手とは陶磁用語で(きんらんで)と読む。絵付した後,金を焼き付けて文様を表したもので,赤絵,色絵に施す金彩との配色が織物の金襴(金糸で文様を織り出した織物)と似ているところからこの名が出た。16世紀中ごろ中国江西省景徳鎮民窯で作られ発達、江戸時代中期に日本に持ち込まれ白磁をベースに赤地に金彩で文様を表す金襴手が流行した。

王族や貴族たちを魅了してきた「献上手古伊万里焼」とは!?

金襴手技法の伝統を受け継いできたのが「献上手古伊万里焼」と呼ばれる作品です!

豪華絢爛な模様が描かれた陶器や絵皿の人気は国内にとどまらず、海外の要人や貴族たちをも魅了してきました!!

金襴手様の伝統は「献上手古伊万里焼」の名門として知られる福右衛門窯によって引き継がれています!!

献上手古伊万里とは数百年前に世界中の王侯貴族を魅了した、多色と金彩を多用した最上級の古伊万里(伊万里焼)様式をモチーフに、福右衛門が洗練した紋様を総合し、総手描きによって創り上げた作品です。

福右衛門窯では現代的な転写技術に頼らず、脈々と受け継がれてきた伝統的な手法による作陶が行われており献上手古伊万里焼最後の担い手と言われている。

福右衛門窯では近代的な印刷技術や、画一的な手描き手法などは一切使うことなく、脈々と当地で受け継がれてきた伝統的な手法による作品作りが行われており、それは作陶展において非常に高い評価を受けるに留まらず海外で古伊万里の講演や実演を行うなど、名実共に文化や技術の担い手として活躍されています。

白色陶器(磁器)で繊細かつ大胆な絵柄が輝く「柿右衛門様式」!!

かつての17世紀、ドイツのアウグスト王は自軍に属する600人の兵士と中国の純白の硬質磁器を交換しましたが、その中でも製法の技術を熱心に学び多くの模造品を作らせたのは、この「柿右衛門様式の有田焼」であると言われています!

また、それは「深みがあるけど真っ白で美しい白地」に赤・青・緑・黄などのカラフルな色合いを適度に施した「日本らしい上品かつ鮮やかな作品」を仕上げる有田焼三様式の技法の一つとして知られてきました!!

飾ってないけど、なぜかその特徴と美しさは存分に伝わります!そんな作品を作る技法なんです!

◆柿右衛門様式◆

濁手とよばれる透明感と暖かみのある乳白色のバックに余白を十分に残し、極めて繊細な黒い線と色鮮やかな赤・緑・黄・青で大和絵的な花鳥風月を左右非対称的で描写的に描いた様式のことです。

後期には、この4色に紫や金も加わるようになります。器の口縁に「口銹」と呼ばれる銹釉が施されている作品も多く見られます。

図柄には「岩梅に鳥」「もみじに鹿」「竹に虎」「粟に鶉」などの典型的なパターンも特徴的です。

この記事のライター

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