意外と知らない!?佐賀県で生まれた「有田焼」と「伊万里焼」の違いについて!!

意外と知らない!?佐賀県で生まれた「有田焼」と「伊万里焼」の違いについて!!

日本人なら聞いたことが多いと思われる伝統的な焼き物「有田焼」ですが、佐賀の有名な焼き物で「伊万里焼」の名前を聞いたことがある人も多いと思います!今回の記事では、この「有田焼と伊万里焼の違い」に関してみなさんにお伝えしていこうと思います!!


佐賀県を発祥とする伝統工芸品、唐津焼、有田焼と伊万里焼!

唐津焼や陶器で土でできています!有田焼と伊万里焼は石でできた磁器になります!

では、有田焼と伊万里焼にはどんな違いがあるのでしょうか??

佐賀を代表するのは有田焼?伊万里焼?ざっくりと伝える「2つの焼き物の違い」に関して!!

佐賀県は「有田焼の産地」として知られていますが「伊万里焼の産地」としても知られています!

ここで「有田焼と伊万里焼の違いって何なの?」って思われる方もいらっしゃいますが「実は有田焼と伊万里焼は同じ作りの焼き物」なんです!!

では、なぜ「有田焼」と「伊万里焼」は違う呼び名で呼ばれるようになったのでしょうか??

佐賀県の地図を開くと、確かに伊万里という地名と有田という地名がありますから、その地域で焼かれた独自の焼物に違いない、と考えるのが普通でしょう!しかし、それは誤っています!

結論から言うと、伊万里の地に焼物の窯はありませんでした!窯がないのに、なぜ伊万里焼と呼ばれるようになったのでしょう??

そもそも、佐賀県が焼物の国として有名になったのは、豊臣秀吉の朝鮮出兵の折、鍋島藩主直茂が連れ帰った陶工の一人、李参平(りさんぺい)が、有田の泉山で白磁鉱を発見したことが端緒となります!磁器は陶石を用いた焼物ですが、その原材料となる白磁鉱が見つかったことで、日本初の白磁が焼かれたのです!

有田の地に窯が置かれ、その焼物は有田焼と呼ばれました!それから40年弱の歳月が流れ、有田焼は色絵磁器へと発展して、世界からも注目されるようになりました!

それを輸出するために荷積みしたのが伊万里港でした!有田皿山で作られた焼物ですが、その港の名前をとって通称「伊万里焼」あるいは「伊万里」と呼ばれるようになったのです!

佐賀県(有田)を発祥とする「有田焼」は国内に向けて作られていましたが、17世紀の終わりに海外の東インド会社が「美しいJAPANの有田焼」を買い付けるという目的で日本にやってきました!!

その焼き物は佐賀の有田で作られてましたが、伊万里の港から輸出されていたことから「有田焼」ではなく「伊万里焼」と呼ばれるようになったのです!

歴史的には「焼き物の質的な違い」は無かったものの、現在では「有田で作られたものを有田焼」で「伊万里で作られたものを伊万里焼」をその違いとして捉えているらしいです!!

有田焼と伊万里焼、元々一つのものが、二つの名前を持った感じですね!

本当の名称は有田焼ですが、伊万里焼と呼んでもOKということで、今日では伊万里・有田と併記することが多いみたいです!

特に有田焼の歴史や様式を物語るときは、伊万里という名称が定着していて、古伊万里や前期伊万里などと呼んで分類しています!

余談ですが、有田焼は伊万里焼のほか、もう一つ、鍋島焼という名称ももっています!1628年、鍋島藩はお抱えの窯(鍋島窯)を作り、そこで藩主などの所用品を焼きましたが、それも元々は有田焼なのです!

三つの名前を持つ焼物、それが有田焼です!!

佐賀県有田町を中心に焼かれる有田焼は、積み出しが有田町から北へ約13キロの伊万里港からなされていたことにより、「伊万里(いまり)」や伊万里焼とも呼ばれています。

有田焼が17世紀初頭にはじまったことは以前お話ししました。有田に定住した朝鮮半島の陶工たちが陶器の製法に磨きをかけ、さらに柿右衛門らが色絵磁器を生み出し有田焼の技術はますます進化していきます。17世紀後半になるとその芸術性の高さが評価され東インド会社が有田焼を買い付けるようになるのですが、これらの有田焼を伊万里の港から輸出していたことから「伊万里焼」と呼ばれるようになったということです。つまり、もともと同じものなのですね。

有田焼は伊万里焼と呼ばれることもあります。これは有田焼が他の地域へ運ばれる時、十数キロ離れた伊万里港まで運ばれ、そこから船で全国、もしくは海外に旅立っていったからです。そのため、外国では「imari」という呼び方が定着しています。今では船で運ばれることはなくなったので、有田地方の釜で作られるものを有田焼、伊万里地方で作られるものを伊万里焼と区別するようになりました。

佐賀で知られるもう一つの焼き物「唐津焼」と有田焼の違いとは!

桃山時代(1580年代ごろ)から有田焼(伊万里焼)と同じく、長く歴史と伝統を培ってきた「唐津焼」ですが、両者とも佐賀で誕生した「2大焼き物」であることはみなさんご存知だと思います!

ここでは、国内の他の伝統工芸品と並んでも高い知名度を誇る「佐賀の唐津焼」とすでにご紹介した「有田焼(伊万里焼)」との特徴の違いについてお伝えします!!

1580年代ごろに国内で製造されてきた唐津焼ですが、本格的に国内に普及したのは有田焼と同じく、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に連れ帰った朝鮮陶工の技術が導入してからだと言われています!

「唐津焼が生まれた時期や地域」以外で、有田焼(伊万里焼)と唐津焼との大きな特徴の違いがあるとすれば「焼き物を作るための材料」がそうです!

唐津焼は"土もの"と呼ばれる材料に土を利用して作った「陶器」です!一方、有田焼(伊万里焼)は集めた石を砕いて作った「磁器」と呼ばれる焼き物になります!!

陶器(唐津焼)と磁器(有田焼と伊万里焼)の特徴的な違いは触ったときの音や硬さでも見分けることができるらしいです!!

桃山時代から遡り、古い歴史を誇る伝統工芸「唐津焼」。諸説ありますが、近年の研究によると、1580年代頃、岸岳城城主波多氏の領地で焼かれたのが始まりとされています。その後、豊臣秀吉による朝鮮出兵の際、朝鮮陶工を連れて帰り、その技術を取り入れたことで唐津焼は生産量を増していきます。

積み出しが伊万里港からなされていた事から、「伊万里」とも呼ばれます。江戸時代後期に国内で磁器生産が行われるまで、長期にわたり磁器の生産を続けていました。現代でも磁器を中心に、華やかな色柄や染付を特徴とした様々な物が焼かれています。

佐賀県唐津市周辺で焼かれている陶器。唐津焼の魅力のひとつは硬く焼き締まった土の味わい。描かれている文様は身近にある草や木や鳥など野趣に富んでいます。あえて書き込まず、絵と余白の絶妙なバランス、釉薬の様々な表情も見どころです。

興味があれば観光してみよう!おすすめ「佐賀の焼き物」について学べる名所!

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