【日本人必見】海外の方にどうやって説明する?民芸品と工芸品の違い

【日本人必見】海外の方にどうやって説明する?民芸品と工芸品の違い


ざっくりと知る!工芸品と民芸品の違いについて!!

旅行へ行くと、必ず1回はお土産屋さんに立ち寄るかと思います。

お土産屋さんにはその土地の名物がたくさん売られており、中には工芸品(英語でcraft object, craft products)や民芸品(英語でfolk art)が多数取り揃えられている所も少なくありません。

しかし工芸品と民芸品は、具体的に何がどう違うのでしょうか。

伝統工芸品も民芸品も、日用的に使う物には変わりありません。どれもその土地に伝わる伝統が色濃く出ており、中には歴史的な価値があるものもあります。

道の駅「種山ヶ原ぽらん(岩手県住田町)」で販売されている民芸品・工芸品になります。民芸品・工芸品、その違い分かりますか??

では、ここでざっくりと工芸品と民芸品の違いにご説明します。

工芸品とは「工芸士の資格を持った人が作ったもの」を指し、民芸品は「日常的に使うことを重視して作られた物」を指すようです。

もう少し分かりやすく例えるのならば工芸品が芸術に特化したもので、民芸品は実用に特化したものと言った所でしょうか。

ただ民芸品と呼ばれるものの中には、芸術的に非常に価値のある物が含まれており、一概には言えないような気がします。

例えば沖縄に行けば必ず見かけるシーサーは、沖縄を代表する民芸品の1つです。

しかし守り神として非常に重宝されており、中には芸術的なシーサーもあるほどです。

民芸品だからとはいえ、芸術的センスは伝統工芸品には負けていません。

工芸品と民芸品との違いは芸術的か日用的かというよりは、持って生まれた使命にあるかと思います。民芸品は日用的に使うこと、工芸品は伝統を未来へ伝えることが使命だと考えています。

ただ使命や芸術的であるかどうかで、工芸品そのものの価値が大きく揺らぐことはないでしょう。それこそ100均で売られているようなものであっても、使う人が「価値がある」と判断すれば、唯一無二の宝物になるのです。

長い間「沖縄での守り神」として用いられてきたシーサー、民芸品である本作品は芸術品??

伝統的工芸品とは

一般の「伝統工芸」などの呼び方とは別に、「伝統的工芸品」という呼称は、「伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)」で定められました。「的」とは、「工芸品の特長となっている原材料や技術・技法の主要な部分が今日まで継承されていて、さらに、その持ち味を維持しながらも、産業環境に適するように改良を加えたり、時代の需要に即した製品作りがされている工芸品」というほどの意味です。

「伝統的工芸品」には、法律上では次の要件が必要と規定されています。

1.主として日常生活で使われるもの
冠婚葬祭や節句などのように、一生あるいは年に数回の行事でも、生活に密着し一般家庭で使われる場合は、「日常生活」に含みます。工芸品は「用の美」ともいわれ、長い間多くの人の目や手に触れることで、使いやすさや完成度が向上します。また色・紋様・形は、日本の生活慣習や文化的な背景とも深く関わっています。

2.製造過程の主要部分が手作り
すべて手作りでなくても差し支えありません。が、製品の品質、形態、デザインなど、製品の特長や持ち味を継承する工程は「手作り」が条件です。持ち味が損なわれないような補助的工程には、機械を導入することが可能です。製品一つ一つが人の手に触れる工程を経るので、人間工学的にも妥当な寸法や形状となりますし、安全性も備えています。

3.伝統的技術または技法によって製造
伝統的とはおよそ100年間以上の継続を意味します。工芸品の技術、技法は、100年間以上、多くの作り手の試行錯誤や改良を経て初めて確立すると考えられています。技術と技法は一体不可分なものですが、どちらかといえば技術は、「技術を磨く」といわれるように「一人一人の作り手の技量」「精度」に関わりが強く、技法は「原材料の選択から製法に至るノウハウの歴史的な積み重ね」に関わるものといえます。伝統的技術、技法は、昔からの方法そのままでなく、根本的な変化や製品の特長を変えることがなければ、改善や発展は差し支えありません。

4.伝統的に使用されてきた原材料
3.と同様に、100年間以上の継続を意味し、長い間吟味された、人と自然にやさしい材料が使われます。なお、既に枯渇したものや入手が極めて困難な原材料もあり、その場合は、持ち味を変えない範囲で同種の原材料に転換することは、伝統的であるとされます。

5.一定の地域で産地を形成
一定の地域で、ある程度の規模の製造者があり、地域産業として成立していることが必要です。ある程度の規模とは、10企業以上または30人以上が想定されています。個々の企業だけでなく、産地全体の自信と責任に裏付けられた信頼性があります。

経済産業大臣指定伝統的工芸品(けいざいさんぎょうだいじんしていでんとうてきこうげいひん)は、伝統的工芸品産業の振興に関する法律(昭和49年5月25日、法律第57号)に基づいて経済産業大臣により指定された日本の伝統工芸品を指す。

行政用語では伝統的工芸品と呼ばれ、次の要件によって指定される。
1.主として日常生活の用に供されているもの。
2.製造過程の主要部分が手工業的であるもの。
3.伝統的技術または技法によって製造されるもの。
4.伝統的に使用されてきた原材料を使用していること。
5.一定の地域で産地形成されていること。

民芸品(みんげいひん)とは、民衆生活の中から生まれ、日常的に使われる地域独特の手工芸品のこと。元は「民衆的工芸品」の略で、1925年柳宗悦を中心とし、陶芸家の河井寬次郎、濱田庄司らによって提唱された造語。

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