2018年から鹿児島の年!南九州の芸術「薩摩焼」の特徴と美山とは!?

2018年から鹿児島の年!南九州の芸術「薩摩焼」の特徴と美山とは!?


薩摩焼のメジャーブランドとして知られる「白もん(白薩摩)」は、薩摩藩の島津家への献上品として選ばれてきた経緯から高級芸術品として認知されてきました!高級陶器です!材料にもそのための陶土(陶器の材料になる土)が使われています!!

歴史的に高級な芸術品なので、一般大衆の目に触れることのなかった作品です!その技法は島津藩が京都に職人を送り込み、そこで修業をさせた上で製法(技法)を身につけさせたものです!その技法の中には、磁器の有田焼(伊万里焼)などで見られる色絵付けや金襴手(金のラインで豪華な模様を描く製法)の技術がありました!!

左写真は、献上品として重用されてきた白もの(白薩摩)の花瓶になります!象牙色(上品な白色)の背景に繊細な模様を上絵付けの技法を用いて施しています!!1867年にパリ万博で出品された薩摩焼も、この白もん(白薩摩)焼き物になります!これを機に当時から「SATUMA」の愛称で広く世界に知れ渡っていった「JAPANを代表する伝統工下品」の一つなんですね^^!!

白薩摩は「白もん」と呼ばれ、白陶土で丹精に成形し透明釉を掛けたもので、表面の細かい貫入(細かいひび)が特徴の一つです。
 現在の日置市で白陶土が発見されるまでは、朝鮮半島から陶工が持参した白陶土を使用し製作していました。それらは、火以外の材料や陶工技術が朝鮮のものであることから「火計手(ひばかりで)」と呼ばれていました。貴重な朝鮮の白陶土のみが頼りだった白薩摩にとって白陶土の発見は非常に重要な出来事となりました。

白薩摩は藩窯の竪野系と苗代川系で焼かれ、藩や島津家だけが使用し、一般の人の目には触れることがありませんでした。藩は文化振興策の一環として京都に職人を派遣し色絵技法や金襴手を学ばせるなど技術の習得に努め、慶応3年(1867)には、島津藩単独でパリ万博に出品。白薩摩はヨーロッパの人々を魅了し「SATUMA」の名で広く知れ渡りました。

「白もん」と呼ばれ、かつて藩主御用品として一般の人の目に触れることのなかった白薩摩。象牙色の肌に細かい貫入(ひび)が入り、繊細華麗な錦手や金襴手の上絵、精巧な透彫りがほどこされた逸品の数々が目を奪います。

薩摩焼の【黒もん(黒薩摩)】:黒ぢょかで見てみよう!急須や湯呑などに多い薩摩のデザイン!薩摩の大衆文化の中で長く愛されてきた伝統工芸品!!

高級芸術品として存在してきた「白もん(白薩摩)」に対して「黒もん(黒薩摩)」は一般大衆の間で普及していった文化になります!献上品というよりは庶民の器ブランドなんですね!その材料は先ほど少し述べたように、白もんとは異なってます!黒もんは、地元(鹿児島)でとれた(火山地帯特有の)土なので真っ黒い光沢模様の焼き物として完成されるらしいです!!

その作りは(鉄分が多い土で完成された)その頑丈さ故、普段の生活で使用するにはピッタリの焼き物として地元から広く普及していったようです!色合い的にも汚れが目立ちにくそうなので長く使えそうな感じですね!!

左写真は「黒ぢょか(黒茶家)」と呼ばれる作品です!焼酎を淹れる土瓶として使われてます!白もんとは違って高価な文化としてのルーツはないようですが、こっちの黒もんも温かみのある素朴なデザインから、また違った癒し的な良さが感じられる芸術品に思えてきますね^^!!

黒薩摩は「黒もん」と呼ばれ、白もんとは対照的に庶民の器として愛されてきました。桜島を擁する鹿児島は、火山地帯特有のシラス土壌で鉄分を多く含んでいるため、地元の土を使うと真っ黒い焼き物が出来上がります。鉄分が多い土を高温で焼き締めるため、素朴で頑丈な仕上がりが特徴。まさに普段使いにはうってつけの陶器となるわけです。黒釉、褐釉、蕎麦釉などを掛け、3系統の窯場で茶陶から日用品まで幅広く作られました。代表的なのは焼酎の燗をする土瓶型の「黒茶家(くろじょか)」や、徳利の一種である「カラカラ」です。本来、薩摩焼はこの黒もんが主流で苗代川系の陶工たちが完成させたといわれています。

代表的なのは焼酎の燗をする土瓶型の「黒茶家(くろじょか)」や、徳利の一種である「カラカラ」です。本来、薩摩焼はこの黒もんが主流で苗代川系の陶工たちが完成させたといわれています。

「黒もん」といわれる黒薩摩は庶民の為の生活の器として愛されてきました。漆黒の光沢を持ち、素朴で剛健な温もりを感じさせる焼き物です。

「薩摩焼」を作ってこられた窯元(作家)たち!鹿児島県日置市の名門「沈壽官窯(ちんじゅかんがま)」さんとは??

薩摩焼の製作者はどんな方なのでしょうか??もちろん歴史も深く知名度も大きい薩摩焼なので、それ(薩摩焼)を専門とされている多くの窯元(作家)さんが国内にはいらっしゃいます!現在では鹿児島県の日置市において多くの窯元さんが日々、ご活躍されています(その数は何十と!よろしければ以下の「鹿児島県薩摩焼協同組合人(リンク)」もご参照ください^^)!!

しかし、全ての薩摩焼作家さんをご紹介するのは、ちょっとだけ分量的に多くなると思うのでここでは「薩摩焼」で歴史ある「沈壽官窯(ちんじゅかんがま)」さんのみをご紹介させていただきたいと思います^^!!

沈壽官窯(ちんじゅかんがま)の沈さんは先ほど述べました、豊臣秀吉の命により朝鮮へ出兵した際に日本へ来てもらった現地の(初代)職人さんからずっとその技術を継承されてきているそうです!!

ご活動されているのは、鹿児島県日置市の薩摩焼の名産地「美山(みやま)」になります!15代続く職人さんとしてご活躍されている最も有名な窯元さんの一つだそうです!!現地の作品展示場にて様々な芸術品をご覧になられると思います(ただ残念なのが一つ、通販サイトのページが未だ完成されてない点でしょうか...)!もし鹿児島県日置市をおたずねになる際はぜひ向かわれると良いですね^^!!

沈壽官窯(ちんじゅかんがま)

時代を映し出す薩摩焼
引き継がれる陶工たちの手仕事
薩摩焼と言えば、”沈壽官窯”といわれるほどその名が知られるここは、美山の地で15代続く鹿児島でもっとも有名な窯元だ。代々の陶工が手がけたみごとな薩摩焼の数々は収蔵庫で鑑賞することが出来る。また、作品展示場には可愛らしい箸置きや器など気軽に使えるものもあるのでぜひ手に取ってみたい。

沈壽官窯
〒899-2431 鹿児島県日置市東市来町美山1715
tel 099-274-2358(代表)099-274-0305(売場)
営業時間 9:00~17:00
[休] 第1・第3月曜日
駐車場10台以上

鹿児島県薩摩焼協同組合員

この記事のライター

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